「大江山連邦」は京都府北部の4つの市町村(舞鶴市、福知山市、宮津市、与謝野町)にまたがる山々です。
赤石ヶ岳(あかいしがたけ)、千丈ヶ嶽(せんじょうがたけ)、鳩ヶ峰(はとがみね)、鍋塚(なべづか)の4つの連なった山々の総称で、地元では「大江山」と呼ばれています。
登山口も複数あって、どこからどの山頂を目指すかによって難易度が変わります。
体力によってお好みのルートを選べるのも大江山登山のいいところですね。
今回、私が登ったのは加悦双峰公園をスタートして千丈ヶ嶺を目指すルートです。
はたして、普段運動もしない登山初心者の私にも登れるのでしょうか?!
泣いて引き返すことのないように頑張りまーす!
おにぎり持って、お茶持って、チョコレートも…。グミも、ゼリーも持っていこうかなあ〜。
(も〜、食べることばっか考えてー)
いーの!楽しむんだから!
では、レッツ登山〜♪
9:30 加悦双峰公園をスタート
やわらかな5月の風がそよぐ、お天気のいい日。
双峰公園はキャンプのお客さんでいっぱいです。
登山口は、キャンプ場を少し上がったところにあります。
※ご注意※ 山頂にはお手洗いがありませんので、登山前に済ませておいて下さい。 双峰公園にお手洗いがあります。 心配な方は携帯トイレ等持っていかれるといいと思います。
少し登ると分岐があります。
右に行くと、赤石ヶ岳。左に行くと千丈ヶ嶽です。
赤石ヶ岳はその名のとおり、山肌に赤茶けた石がゴロゴロしているのが見えました。
40〜50分くらいで登れるようで、キャンプに来ている子どもたちも登っていました。
斜面は急ですが、ゴロゴロ石を越えて登るのが楽しそう。
途中のあずま屋から与謝野町が見えます。
もう既に絶景ですが…さらに登っていきますよ〜!
しばらくはなだらかな坂道です。
ヤシャブシの実や、松ぼっくりを拾ったりしながら楽に歩けます。
砂防ダムに金魚たちがたくさんいて、その赤い色にハッとしました。
「カラララ、コロロロ」と鳴くカエルの声も。
モリアオガエルかな。
よく見えないと思いますが、金魚たちの奥の黒っぽいところは全部オタマジャクシです。
多分、モリアオガエルの子どもたちですね。
分岐の案内板に注意して下さい。
広い道は行き止まりだそうです。
山道はここから急に険しくなります。
道幅が狭く、石がゴロゴロしているところもあります。
足を挫いたり、山の斜面に滑り落ちないように気をつけて歩きましょう。
山道に慣れていない私にはここからがけっこうキツかったです。
途中チョコレートを食べて復活しましたが。
(よかった〜チョコレート持ってきて…。)
休憩をとるのも大事ですね。
のんびり行きましょう。
11:50 千丈ヶ嶽山頂に到着
ちょうど正午前に山頂に到着しました。
スタートから約2時間20分。
寄り道しながらのんびり歩いてこの時間ですから、足腰の強い人ならもっと早く上がってこれると思います。
なにはともあれ、着いた着いた〜
早くおにぎりが食べたい!
山頂からの眺めは最高です!
山頂とはいえ広い原っぱになっていて、ベンチもあちこちにあるので好きなところに腰掛けてお弁当を食べることができます。
360度とまではいきませんが、絶景を広く見渡すことができますよ。
あー、あっちの山頂まで飛んでいきたいなあ。
翼をください〜♪
13:00 下山開始
お腹も満たされて、元気が出たらそろそろ下山しましょうか。
帰り道は下り坂なので楽ですが、滑りやすいので足元に気をつけて。
下りは下から吹き上げてくる風が気持ちいいです。
揺れるシダが涼しげ。
おっと!
これはもしや…。
さっき山頂で見た案内板に載っていた植物では?
「マムシグサ」
茎の模様が確かにヘビっぽい…。
Wikipediaによると、この植物は有毒らしいです。
特に、球根の毒性が強いのだそうな。
興味がある方は調べてみて下さい。
14:20 加悦双峰公園到着
下りは1時間20分程で到着しました。
楽しかった〜!
登りはしんどいところもあったけど、運動不足の私でも行って帰って来れました!
初心者にちょうどいいルートだと思います。
さて、今日拾ったお宝は…?
そう。松ぼっくりとヤシャブシの実〜
ヤシャブシの実は草木染めに使えます。
鉄媒染で黒やグレーに、ミョウバン媒染で茶色っぽく染まります。
でも、染めるにはボウル一杯はないと足りません。
このままでも素朴で素敵だけど、なんか遊びたいなあ。
じゃあ、色つけてみようぜ〜!
ということで、
山のお宝アート
まだ夏も来ていないのに、クリスマス飾りがこんなにたくさんできてしまった….。
カラフルで、クリスマス飾りにピッタリだもんね。
わーい!
飾るのが楽しみです。
森と海のクリスマスリース
皆さんも、大江山登山にチャレンジしてみて下さい。
(大江山一斉登山もあります。与謝野町観光協会HPをチェックしてみて下さいね)
私もまた登りますよー。
今度は秋かなあ。