涼しくなって、山登りをするのも気持ちよさそうだな…。
ということで、秋のハイキングに出かけることにしました。
春に登った大江山は、加悦双峰公園から千丈ヶ嶽へ向かうコースでしたが、今回は、同じく加悦双峰公園から赤石ヶ岳山頂を目指します。
大江山に登ろう!加悦双峰公園から千丈ヶ嶽
案内によると、片道1.4kmほどの道のり。
のぼり約45分、くだり約35分で難易度は低め。
『岩がゴロゴロとしたところもあり、アスレチック感覚で楽しめる山』ということで、前回よりは楽に登れそうだな〜と少々気がゆるんでおりますが。
大丈夫でしょうかねえ…。
おにぎり持って、水筒持って、おやつ持ったら、いざ出発〜!
11:00 登山口からスタート
加悦双峰公園キャンプ場横の駐車場(登山者用駐車場があります)に車を停めて、登山口まで歩いて行きます。
登山口を過ぎるとお手洗いはありませんので、キャンプ場にあるトイレで済ませておきましょう。
ちょうど11:00に登山口からスタートしました。
途中で右に曲がる小道を上がって行きます。
小道を上がりきると、また案内板が見えてきますので、右折です。
もうすでに眺めがよく、ここでお弁当を広げたくなりますが…。
まだダメダメ!と、子どもたちに背中を押され、登ります。
右も左も、眼下はいい眺め。
「丘〜を越え〜いこ〜うよ〜♪」まだ鼻歌を歌う余裕もあります。
登りはじめた時は肌寒く感じましたが、すぐにポカポカしてきました。
涼しい秋の風が心地よいです。
しかし、余裕があったのはここまででした。
岩が…。
赤石というだけあって、本当に赤茶けた岩がゴロゴロしておりまして。
これを越えて行かねばなりません。
断崖絶壁というわけではなく、傾斜は緩やかなのですが、ゴツゴツした岩の上でバランスをとらないといけないのです。
アスレチック感覚ですね、確かに。
子どもたちはひょいひょい越えて行きますが、運動が大の苦手の私は…。
「ど、ど、どこに足をかければいいのー?!」
「ひー!ムリムリムリムリ!!」
こんなうるさい登山客は他にはいないのではないでしょうか。
何人かの方とすれ違いましたが、皆さんスタスタと、忍者のように登って行かれます。
「す、すごい…。」
トカゲに出会いましたが、はーはー息を切らしながらカメラを向けた写真はピンボケです。
あちこち木々の樹皮が剥ぎ取られていて、山の動物たちに食べられたあとだと思われました。
もしや…熊も?と思いましたが、こんなにギャーギャーうるさければ、熊よけの鈴など不要でしょう。
熊の方が逃げます。
ダメダメ!! 山に入られる際は熊よけの鈴などを携帯し、十分お気をつけ下さい。
なんとか登りはしましたが…下りられるのだろうか….。
だんだん不安になってきます。
12:00 山頂に到着
なにはともあれ、ようやく山頂に到着しました。
60分もかかってしまった…。なんと足の遅いことか…。
まあいいのです。
登れたんですからね。自分のペースで。
山頂でおにぎりを食べていたら、ヒラヒラと蝶が舞っていました。
ヒョウモンチョウかな。詳しい種類はよくわかりませんが、オレンジ色が鮮やかで、よく目立ちます。
12:30 下山開始
さあ、登ったんですから、下りねばなりません。
あの岩を下るのかあ〜….。
「ひーーームリーーー!!」
「ぎょえーーーーー!!」
「助けてーーー!膝が笑うーーーー!!」
帰りもやっぱりうるさいのです。
「ハイ、ここに足かけて!ここ持って!!」
子どもにサポートしてもらって、どうにかこうにか…。
はあー。おそるべし、赤石ヶ岳。
私は完全になめてました。ごめんなさい。
千丈ヶ嶽に登った時とは全然違っていました。使う筋肉が違うというかなんというか…。
まさに、大自然のアスレチック。
私にとっては、絶叫アトラクションでした。
登りはじめに見た千丈ヶ嶽方面の山々が見えると、ホッとしました。
無事に下りられると、心にも余裕が戻ってくるものです。
ギャーギャー言ってた時には気づかなかった、ススキが風になびいて秋らしい景色です。
コオロギの鳴き声も聞こえました。
岩をよく見ると、地衣類が不思議な模様をつくっていました。
ビビットなカラーのものも。
右の二者は、共存しているのだろうか。それともバトルを始めようとしているのだろうか…。
こんなところにも、生命のドラマは繰り広げられているんですね。
13:30 登山口に到着
なんということでしょう。
下りにも60分かかってしまいました。
あまりにも、スリリングだったもので…。
ノー、ノー。ただ、私が運動オンチだっただけです。
手と、足と、お尻の五点支持で下りてきたんですからね!
足を挫いたりもせず、無事に帰って来れて何より。
翌々日には筋肉痛になり、猫にふくらはぎに乗っかられ、「のわーーっ!!」とまた叫ぶ羽目になりましたが…。
私にとっては、赤石ヶ岳は難易度高めのお山でしたが、子どもたちにとってはとても楽しい山だったようです。
「また行きたい!!!」と目を輝かせる子ども…。
また…ですか…?
もっと日頃から運動しておかないといけないってことでしょうね。
とりあえず、早く治ってちょうだいよ…筋肉痛…。
よさの野菜の駅で春の山菜を買う