前回の記事で石けんと合成洗剤の違いや、石けんをオススメする理由について書きました。
シリーズ第2回目は、石けんの見分け方と石けんで食器を洗うコツについてご紹介したいと思います。

石けんは扱いが面倒なんじゃない?
汚れ落ちが悪いのでは?

いいえ。石けんでの食器洗いはコツさえつかめばとても簡単なんですよ。
食器に残留しないので安心安全ですし、匂いもなくピカピカに洗い上がります。
そのうえ、手肌にも環境にも優しいんです。

でも、食器を洗う石けんってどれのこと?
なんでもいいのかしら?

現代使用されているのは合成洗剤が主流なので、売られているのも合成洗剤がほとんどです。

たくさんある洗浄剤の中からどのように石けんを選べばいいのか。
まずは石けんの見分け方から見ていきましょう。

石けんの見分け方

石けんの化学名は脂肪酸ナトリウム、もしくは脂肪酸カリウムで、この2つしかありません。

脂肪酸ナトリウムは、油脂にカセイソーダ(水酸化ナトリウム)を加えて作られたもので、固形石けんもしくは粉石けんになります。石けん素地と表記されることもあります。

脂肪酸カリウムは油脂にカセイカリ(水酸化カリウム)を加えて作られたもので、こちらは液体石けんになります。カリ石けん素地と表記されることもあります。

パッケージの成分表示を見て、「石けん」「脂肪酸ナトリウム」もしくは「脂肪酸カリウム」「石けん素地」という表記があればそれは石けんです。
合成洗剤の場合には「洗剤」と表記されています。

食器洗いに使う石けんの形状は、固形石けんでも、粉石けんでも、液体石けんでも大丈夫です。
私はササっとふりかけて使えるので粉石けんを使っています。
お好みで、ご自分の使いやすいものを選んでください。

殺菌剤や変質防止剤が添加されていないものを

見た目は固形石けんでも、成分表示を見るとイソプロピルメチルフェノールやトリクロサンなどの殺菌剤、エデト酸塩などの変質防止剤が添加されているものもあります。

「石けん」や「ソープ」と書かれていても、合成界面活性剤が配合されているものもあります。

合成界面活性剤が配合されているものは、ラウレス硫酸Naやポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムなど、カタカナの長い成分名が表記されています。
成分表示をよく見て選ぶようにして下さい

※「炭酸塩」(炭酸ナトリウム)は石けんの洗浄力を上げるために添加されていることがあります。
油汚れなどを落とす力が強くなるので、洗濯や食器洗いなどには炭酸塩が入っているものがオススメです。

石けんで食器を洗うコツ

その1、大まかに汚れを拭き取っておく

ケチャップやマヨネーズ、カレーのルーや食べ残しなどは新聞紙やキッチンペーパーなどでザッと拭き取っておきます。
私はゴムベラやスクレイパーなどで掻き取って三角コーナーに捨てるようにしています。
こうすることで、ベタベタのまま洗うよりもずいぶん楽に洗えます。

その2、石けんはよく泡立てて使う

石けんは泡立っている状態の時、最も洗浄力を発揮します。なので、洗うときはしっかりと泡が立つようにして下さい。
使う量が少なすぎると泡立たず、スッキリと洗い上げることができません。

その3、すすぐまでは水に浸さない

石けんを泡立てて食器を洗った後、洗い桶にそのままドブンとつけてしまうのはNGです。
なぜかというと、浮き上がった汚れが食器に再付着してしまうからなんです。
石けんは合成洗剤と違って、すすぐとすぐに失活します。(界面活性剤としての働きを失う)
そのため、浮き上がった汚れを再付着させないために流水で洗う必要があるのです。

え〜、そんなの大変。
お皿、一枚ずつすすがなきゃならないの?

いえいえ、簡単な方法があるんです。

その4、重ねたグループごとにすすぐ

泡で洗う時に、洗った食器を重ねて置いていきます。
そうすると、いくつかの食器のタワーが出来上がりますね。
すすぐときは重ねた食器をそのまま蛇口の下に持ってきて、流水で上から順番にすすいでいくんです。

そうすると上からすすいでいくうちに下の食器の泡も流されていくので、一番下の食器をすすぐ頃にはサッとで済みます。

すすぎ終わったら次のグループ、また次のグループと蛇口の下に持ってきて上から順にすすぎます。

こうすると汚れを再付着させずに洗い上げることができるうえ、水の使用量も少なくて済むんです。

合成洗剤が残留しているうちはヌルつきを感じることがある

合成洗剤から石けんに変えて、最初のうちはすすぎの時にヌルつきがなかなか取れないことがあります。
これは食器に合成洗剤の成分などが残留していて、それと石けんが結びついてヌルヌルするためです。

石けん洗いをしばらく続けているうちに取れてはきますが、しっかりと泡立てて洗うことと、なで洗いではなくキュッキュッと力を入れてこすり洗いするようにしてみて下さい。
すすぎにお湯を使うとさらに汚れが落ちやすくなります。

石けんカス落としにはクエン酸

石けんを使っていると、シンクが石けんカスで白く曇ってくるのですが、クエン酸をふりかけて洗うときれいになります。
クエン酸は薬局などで購入することができます。
お酢でも代用できますので、なければお酢をふりかけてこすってみて下さい。

ハチミツのボトルは使える便利グッズ

私がいつも使っているのは粉石けんなのですが、粉石けんを使う時にハチミツの空き容器に詰めて使うとふりかけやすくてとても便利です。
重曹やクエン酸なども同じくハチミツのボトルに詰めて使っています。

石けんで食器を洗うコツ、イメージしてもらえたでしょうか。
意外と簡単だったでしょう?

石けん洗いがうまくいくと、茶渋などもきれいに落ちるのでカップやグラスがピカピカになります。

残留物がないので乾きも早いですし、匂いもスッキリとれるんです。

石けんでピカピカに洗ったグラスでビールやワインを飲んでみて下さい。
より一層美味しく感じられますよ。

ピカピカグラスでカンパーイ!

お洗濯のコツはこちら→石けん生活のススメ③お洗濯のコツ